広域爆走団すかたん組 芸北日本海ツーリング記録・第1版
2001年9月22〜23日挙行
参加者紹介(敬称略)
GSX1300R  R1100RS  Vmax  ZZR1100  GPZ1100F  R1100R
21日 プロローグ
19:00 R1100RSよりR1100Rへ入電、TDMドタキャンの例もあり、ビビルR1100R。話しの内容をプレイバック。
「さっき○○旅行から無事戻りました。けど携帯を便器に落としてしまいました。文字通り○○って
 バカにされました、どないしたらええでしょうか?」 あぁ…前途多難。
22日
7:00 快晴! されど古賀パーキングエリアにて一波乱
GSX1300R、R1100RS、V-MAX、R1100R集合。更に妹尾(某会社福岡支店勤務)がご挨拶に登場。これから浜田
の実家へ里帰りと聞きつけたR1100Rの「写真一緒に撮ろうやぁ!」の一言で無理矢理古賀へ立ち寄らせられた
不運な若者である。怪しげなおっちゃんライダーと写真撮る値打ちは微塵もないのに…。全くいい迷惑、
トホホな妹尾であった。さてR1100RSの朝食も済み出発OK!いゃぁ心弾みまんなぁ、ほな美東で次止まり
まひょか?と浮かれていたのも束の間。カルディナで先行した妹尾、それに続くR1100Rであったが本線合流の
手前でふとR1100Rが後方確認、いつもの気配りをしたところ、来ない!だぁれもついて来ない!
待つこと暫し。追いかけてきたGSX1300R、「V-MAXのエンジン掛かれへん!」との報告。ありゃりゃ、てくてく
エリアに駆け足で戻り、3人で押し掛けにチャレンジする事になった。前から調子悪かったやろうが、ホンマにぃ。
古賀の広ーい駐車場でVmaxを押すすかたんレギュラーメンバー3人。ええ笑いモノやんか。サードで3回は×
セカンドに落として3回目でようやく火が入った。裏話→最初の1〜2回はイグニッションONになってなか
ったとの情報あり。声を涸らしてONにしたか?と念を押すR1100Rの気持ち、解るやろう?
GSX1300R:押し掛けしたらすぐかかると思ったし、面倒くさいのでメット被ったまま戻りました。
  さすがに6回も押したら、メットの中は汗でぐちょぐちょでした。V-MAXは重い!
8:40 美東で給油、一休み。天気最高だが風が強い!関門橋は70q程度で渡ったが、それでも煽られましたね。
Vmaxのセルも何とか持ち直したみたいで、とりあえずは東を目指してGo!Go!
10:00 予定通り熊毛インター着。しかし徳島組が来ない、結局10時40分にZZR1100・GPZ1100Fがたどり着いた。
ZZR1100のアベレージ計算は我々と尺度が違う、いつも平均100qやからねぇ。引きづられたGPZ1100Fはええ迷惑。
メンバー全員集合、さぁてお楽しみ!とは言ったモノの、ZZR1100がポツリと「広域農道へ行く道、解れへんでぇ」
おいおい、あんたがルート設定したんやろぅ?ホンマに頼りにならんヤッちゃ!ZZR1100の反論「そんなん言うて
も、この道初めてやモン!」誰かて一緒じゃ、ドンならん奴。
12:30 大規模林道通行止め!こりゃまた参った、深山幽谷を体感できる超ふぁんたすてぃっくなルートなのに残念!
お陰で昼食摂取場所も変更せざるを得なくなり、国道沿いのチンケな公園で弁当をつつく羽目となった。
林道に辿り着くまでの僅かなダート区間に一抹の不安を感じていたGSX1300Rは喜色満面、弁当もさぞ旨かろう
ふっふっふ、安心するのは早いよ隼小僧、この先にはスーパースポーツ返しと異名をとる県道54号が待って
いることに気づく術もなかったのであーる。午前中にも一級XT600E路で過酷な体験をしたGSX1300Rのつぶやき
「今日はXT600Eサンがおらんのに何でXT600E路バッカシ走らなあかんねゃ!」もう一度ぼやくことになろう
とはつゆ知らずシャケ弁をほおばるGSX1300Rであった…。
GSX1300R:今回も人間のえさ運搬をR1100RSに頼みました。いいね〜、積載スペースがたくさんある連れがいると。
  またお願いしま〜す。
GSX1300R:駐車場で草刈してました。「おいおい切った草飛ばすなよ〜!愛機にバチバチあたっとるやんけ〜!」
14:30 地獄の県道54号、とほほ。隼・ZZRで走破した二人には心から賞賛!
GWに走った時はこれほどとは思わんやったぁ、きつかぁ!苔と砂のダブルパァンチ、タイヤ二本分しか走る
幅がない…。なんちゅう道や、一級XT600E路が15q、やりがいに満ちた30分でありました。
GSX1300R:何でや!何でXT600Eもいないしオフ車もおらんのにこんな道とおらないけんのぉ〜!!
  と、途中半切れ状態でした。439より悪し!!(-_-メ)
15:00 やったぁ!191号に出たぞ!
給油・休憩後、GSX1300R・ZZR1100が先行。リッタースーパースポーツは思わず開けずにはおられないシーン。
残る4台もハイペースで追従、と思う間に先行2台が車に追従してゆったり走っておるではないか?何でぇ?
パトカーでんがな、それに気づかず後方で黄線追い越しを繰り返すV-MAX!知らんかったとはいえ豪気な行為だった。
16:00 芸北国際スキー場着。オフのスキー場は夏草が生い茂り、はずされたリフトがもの悲しいモンです。季節はず
れの花粉症か、R1100RSは鼻水ズルズル。それでも気取ったポーズは忘れへんのはエライ!
と、その時左手の茂みから飛び出した黒い異形の輩、この辺りは比婆ゴンたらちゅう山男が出ると聞いていた
が、天然記念物の芸北原人に出会えるとは奇怪千万。多分冬眠前の飽食のため里に下りてきたらしく、しきり
にエサを求めておったそうな。わざとらしくカメラに収まった後、空腹に耐えかねて山へ帰っていった。
あれぇ、GSX1300R君さっきからどこへ行っとったん?何か服に枯れ草イッパイ付いてるヤン…。
GSX1300R:誰が熊いや原人やねん。(-_-メ) 
  それはそうと、みんな自分のサングラスが変だと言いました。結構気に入ってるのに・・・。
16:30 またもやVmaxに異変が…。
スキー場から交通量皆無の県道をハイアベレージで走行中、先頭のR1100Rが振り向くと、R1100RSしかいない…。
おいおい、堪忍してくれよ!そこへ追いついたGPZ1100F「何か後ろで急ブレーキみたいな音聞こえたんやけど..」
そらぁイカンと慌てて引き返すとすぐに3台と遭遇、事情を聞いてみると...。
機嫌良くバンクしていたVmax、まさにバリバリやんの心境。バンク角の浅いVmaxは堪らずステップが接地!
ガリガリって火花が飛ぶ前に、なぜかプラグの火花が途絶えてエンジンがへなへなへな…。なんでやねん!
そうかぁVmaxのステップはキルスイッチ内蔵やったんや!必要以上のバンク角をとると、お節介にも電気を
殺してくれるようになっていたんですねぇ、怖いですねぇ、コーナリング中のエンスト。
17:00 港屋旅館到着。今回は他にだぁれも泊まっていないので、お母さんが気を遣ってくれて4室提供してくれた。
     部屋割りは、  飛天の間→R1100RS・R1100R 昇竜の間→ZZR1100・GPZ1100F
布団の間→A型GSX1300R 宝珠の間→V-MAX
と、正に当を得たジャストセット。宝珠の間が当面のミーテイングルームとして使用が決定した。
18:30 夕食!メニューの紹介
島根牛めいめい焼野菜添え、前の川で採れた鮎塩焼き、蒸し鶏とミョウガの和え物、ナスの一口田楽
何とか瓜とクラゲの和え物、お刺身、昆布入りの澄まし汁、香の物食べ放題、ご飯食べ放題→V-MAXは5杯!
と、まことに手間の掛かった一品一品。ちょっとボリュームが少な目?との声もあったが、今回のメンバーは
見事に好き嫌いが無く、たいらげさせていただきました。お母さんからビール一本差し入れあり。
GSX1300R:事前に、「食いきれんほどでるで〜。」って聞いてたので身構えて望みましたが・・・少なかった(~_~;)
20:00 団欒。バイク談義に花が咲く!最年少のGPZ1100Fが一番年代物のバイク、違いが分かっとるねぇと皆賞賛。ここで
も和歌山のタイガーこと重松の話題で盛り上がる。確かに何年も前、重松はロードスターでツーリングに参加
し、この港屋さんに宿泊している。レッグポーチから八千円飛ばし事件、更に排水溝への小銭ばらまき事件、
タンクバック飛ばされ胸で押さえ込み事件、ヘルメツト崖からコロリン事件、さらに話題は私生活にまで及び
指を鳴らして歩くポーズをR1100Rが再現し、ZZR1100は光り物+スポットライトのラブホテル風マンションについて
熱く語っていた。いゃぁ、これほどのインパクトを与えた重松っていったい…。復帰を祈念したい。
23:00 あすも天気予報は快晴!
欲張りな我々は再び191号を益田までとって返し、9号線で江津まで移動した後に江の川沿い豪快261号
を楽しもうということになった。さぁて明日に備えておやすみなさぁいZZZ。ちょっと肌寒いかな…。
GSX1300R:今回はゆっくり休ませていただきました。よって、上記会話は記憶にございません。
  なお、500ccのペットの追加購入も不要でしたので申し添えます。
22日
6:00 妹よ、襖一枚 隔てて いまぁ…。
かぐや姫の「妹」では聞こえてくるのは「ちいさな寝息」、港屋さんでは何とゴジラの雄叫びとマーチ!
こらぁ、GSX1300R!音切っとけ言うたやろうが!おまけに30分も予定より早いやんけ!と毒づいたのも束の間。
あれぇ、クーラーつけたまま寝たんかいな?何でこんなに冷え冷えしてんのん?と窓を開けてみると…。
気温わずか8℃!待ってえなホンマに、まだ9月やで!これが放射冷却現象なんでしょうね…。
8:15 港屋サンのおばちゃま達に見送られ出発!じぇんじぇん気温は上がりましぇん、されど快晴!
いつも薄着のV-MAX、半袖偏愛者のGPZ1100Fはカッパを着込む。そらぁあんたら無謀やで厚着せにゃぁ…。
話しは前後するが、前夜V-MAXのセルが廻るか否か、激論を闘わせた結果「こらぁ握りやん!」という話し
になった。全く情容赦ないZZR1100、GSX1300R、R1100RS、R1100Rは「そんなん廻る訳ないやん」と否定派。
唯一人V-MAXと顔・体つきそっくり、瓜一つを越えた瓜二つと指摘されたGPZ1100Fは「お兄ちゃんのセルは
廻る!」と肯定派。ふっふっふっ、一人負けじゃ。ステップにキルスイッチ仕込んだお間抜けバイクのセルが
この冷え込みで廻る訳無かろう!缶コーヒー奢ってもらおかのう。と皆ほくそ笑んでおったのですが…。 
結果は一発着火!五百円づつもらってほくそ笑んだのはGPZ1100Fであった。
10:00 9号線選択は失敗!
快晴、行楽日和の日曜日。超気持ちいい191号はあのペースで走るとアッという間、9号線は行楽車で
渋滞。日本海側にこんなに人がおるのん?と思うほどの車の数。泣く泣く浜田までたどり着いた時には
グッタリであった。思わずコンビニに飛び込みチオビタを飲み干すR1100R、休憩の度に様々な銘柄の
ドリンク剤を次々試すR1100RS、渋滞路では極端にパワーが落ちるBMWコンビ。情けない!
11:00 江津市到着、さぁて261号爆走するでぇ!先の9号線とはうって変わって車が少ない!黄線も少ない!
早速カッ飛ぶGSX1300RとZZR1100、おいおいあいつら○50できかんのとちゃう?と首をかしげながらも結構なハイ
ペースで付き従う4台、こちらも時折140に届こうかという快走に次ぐ快走。やっぱりこの道もはずせ
へんでぇとR1100RS・R1100Rが叫んでいた頃…。最後尾のV-MAXは標識を見落としていた…。
GSX1300R:正確に申しますと、最高では○50+50でした。しかし、あくまでも見通しのいい直線で
  の話でして、昨日もそうでしたが、総体的にZZR1100さんに付いていくことができませんでした。
  もうしばらくリハビリが必要かもしれません。>カーブ怖い・・・・。(T_T)
12:00 道の駅・瑞穂にて
ここまで走り込んでから、ふと後続を確認したR1100R「あれぇ1台おれへんやん!V-MAXやん…。」またもや
例のキルスイッチが作動したのか?それとも転倒?よぎる思いは不穏なケースばかり。呼び出し音20回、
ようやく捕まった!やはり右折ポイントを見落とし10q以上突っ走ってしまったようだ。しかしV-MAXは
地図を持ってないので、現在位置が確認できない。はがゆいのうマッタク、頼むからツーリングマップル
持っといてぇなぁ。XT600Eお得意の「パーキングエリアで無償配布している高速道路図」では屁のつっぱり
にはなりませんが、あれとて無いよりマシ?ホンマにビビリまくった瞬間でした。
さてVA-MAXを待つ間に昼飯でもと思い、辺りを見回したが生憎道の駅は改築工事中。口に入るモノといえば
「わらび餅」のみ…。これでは力出んやろう、よりによって「わらび餅」、一瞬で消化され排便されそう
な食感やもんね。おまけにZZR1100はなぜか腹下り、まともなモノ喰わせないと徳島まで持たんわなぁ…。
ここでこの先のルート検討。欲張ってもう一度芸北にもどろうか?というプランもあったが、ここまでで
十分楽しんだから潔く引き上げよう、ヘタに欲かくとろくな事ないでぇとの結論となった。よって浜田道
大朝ICから高速に入り、安佐PAで昼食を摂った後徳島組とお別れというパターンが決定した。
GSX1300R:みなさん気がつきませんでしたか?長椅子のうえにトドが寝てましたよ。
  最近の道の駅は、水族館もやってるんですね〜。
  あれぇ〜、ZZR1100さんがいない・・・。
13:30 安佐PAにて昼食。広島まで来たんやからお好み焼きやでぇ!の一声でメニューは決まったが、何とこれ
から焼きます、とのつれない返事。仕方なく15分ボーッと待つはめに。先に不届きにも自分だけタコ焼
きとイカ天を買ったGSX1300R、焼き上がるまで待っててくれてありがとネ。みんな嬉しかったんよ!
GSX1300R:すみません。一緒に買った「イカ天」を先に食べてたので、たまたまタコ焼きが残ってただけです
食後、ZZR1100・GPZ1100Fの二人とお別れ。彼らは山陽道を東へ、我々は中国道を西へ。また来年5月のお四国で
会いましょうね!
15:30 美東SAで給油+休憩。我々より少し遅れてアメリカンの一群8台?が到着。例の如くリアサスないでぇ、
ハンドルも万歳ヤン、メットにシールド付けたら男ちゃうヤンの雰囲気であったが、到着後リーダーらし
き兄ちゃんを中心にカチッと並んで座りミーティング開始。「誰々の加速はどうの」「列を乱してどうの」
とか訓辞と指摘!メンバーも「ハイッ!」とか殊勝に頷いておる。あぁ今まで汚いモノを見るように差別
してごめんなさい。何という統制と組織の運営。それにしても今日の我々、PA付着いたトタンにどこへ
行ったか姿が見えない奴とかソフトクリームと喚きながら売店へ走る奴とか好き勝手し放題。さらに今日
のあの道は悪かったとかダートは1bでも嫌やとか我が儘言い放題。そやから組長は最初に今日の予定は
どんな道やとかレクチャーせえへんのです。先にバラしたら何言われるかわかりましぇーん。
17:30 振り出しの古賀SAでお別れ会。楽しかったですねえ、面白かったですねぇ、今回来れんやった人は本当
にかわいそうやったねぇ、と好きなコト言いながら解散。参加者は少なかったけど、思いっきり走り込め
た素晴らしいツーリングでした。皆さん、また一緒に楽しみましょう!これからもよろしく!
2001.9.25初稿 by R1100R