無何有の郷−熊野の神− 2004/04/24 Produced by shou1

<紅号発進>

0500時
、起床。
0600時、空の様子を嗅ぐ。

雨の臭いが空気に混じっていないことを確認しつつ
紅号を起こす。昨夜準備した旅装備をセッティング。

・・・作戦のメインは那智大滝神、
そして本州最南端潮岬の探索、。
とりあえず長良川を下り東名阪長島インターを目指す。

“熊野に神はおわすか?・・・”

紅号、発進!
<勢和多気>

0700時、
R1沿いのコンビニで朝飯、ガス補給。
0800時、長島IC東名阪高速へ。
0900時、嬉野SAでトイレ。風強く気温低い。
ツーリングジャケットの上にゴアのジャケットを着用して大正解。
0930時、勢和多気ICを降りる。結構雲多し、地図をチェック。

<めはりや>

鬼ヶ城トンネルを抜けるとそこは光の国だった・・・。
熊野は面白い、深い深い山を行き、トンネル一つ抜けると突然
視野全てに海が輝いている。これが熊野神のアラタカか!。
R42を行き新宮でガス補給、ついでに聞くと「めはり寿司」を
食えという。で、その「めはりや」へ。物は何百年も伝えられた
高菜のおにぎり、なるほどうま〜い(^o^)/~。
<那智大滝の神>

1310時、
大滝の神と遭遇。ドヒャ〜、すげー(@_@)。
かしこみかしこみまぉすぅ〜〜。
これにおわすは勝浦飛龍神社の神、
那智の大滝神であらせられたてまつりたまおぅぅ・・・。

m(__)mハハァ〜〜ッ!!。
<本州最南端の夜>

1530時、
潮岬望楼芝生のキャンプ場にテント仮設。
所要15分。不要な荷物をテントに放り込んで、
串本の町へ温泉と買い出しに出た。

1700時、テントに帰って一人用タープを追加して張り。
夜を迎える準備をする。

そうそう、フロ上がりの駐車場で気が抜けたか
久々バイク立ちゴケ(>_<)、でも頑張ってふんばり、
クラッチレバーが曲がったくらいですんだ(-.-)。
風呂はいりにきていた地元の爺さん達が
ニタニタわらっていた。小生も照れ隠しでへらへら笑った。
予備持ってるし明日朝換えよう。しかし気ーつけよーナ(^_^;。
最南端の岬はさっき日が落ちた、
スーパーで仕入れた鰹タタキの旨いこと。
さすが海の地の利だな〜。

ランタンのホヤを焼き、蚊取線香をつけてビールを開けた。
ラジオは阪神戦をやってる。
星はどうだろう、楽しみな夜だ(^o^)
<☆★☆★>

0300時、
トイレに出る。
天空は銀河のミルクロードでオリオンが
北極星の大熊に食われてサソリが蛇に飲まれるような
ホシボシのドラマが繰り広げられ。

ッヘヘヘ(・・・

酔っている、相手にしないこと。)m(__)m。
<朝焼け>

0500時、
ねらったとおりテントの入り口から朝焼けの海。
コーヒーをすすりながら。立ち尽くす草原・・・。
<いにしえの戦い>

便利な世の中だ、携帯の電池切れで
あわやこの旅メールも打ち止めかと思いしが、
0630時、朝駆け途中コンビニで電池式充電器発見。
悪いが今日も報告に付き合ってもらうm(__)m。

0700時、朝駆けは大島樫野崎灯台へ。
朝の綺麗な海だ。
トルコ人の難破を助けた場所らしい、
明治23年嵐で遭難600余名、内70名の命を救ったらしい、
大変なそして本当に大事な戦いがあったんだナー。
感動(ToT)。

偽善に酔ってイラクをいじめる大豚のような国よりも、
嵐と戦いトルコを助けるメダカ日本!
アッパレー(^O^)/~。
さてキャンプに戻り朝飯だ。
<撤収>

0800時、
朝飯。
0900時、撤収作業開始。
0950時、出発準備完了。

この紅号、もう8万キロ、8年間もこき使ったのに
、リッター20kmを超える燃費!!。

元気な爺さん単車だ・・・
などと思いつつ青い空と海と草原を後にする。
<鬼の要塞>

1140時、
熊野灘一望の鬼ヶ城西口食堂の駐車場へ。
見晴るかす砂浜に延々とこいのぼりの列が・・・
すごいなー(後日テレビニュースとなっていた)

洞窟が有名らしい、昼飯後いってみよう。
<はやぶさだ!!>

1200時
より鬼の要塞探索、
なるほど、何かいそうだよこりゃ。
1300時まで探索。
カメラは断崖絶壁の海の上を飛ぶ
ハヤブサを捕らえた。

編集長へのご機嫌取りに使おう。
<熊野、考察>

1400時、
海山という町でコンビニ休憩。
面白い、熊野街道の答えになりそうな名前だ。
熊野灘の真っ青な海と鬼ヶ城で別れると、
街道は果てるともなき深山の中を行く。

1520時、勢和多気ICから伊勢高速へ、
亀山で東名阪高速へそのまま入るつもりが
間違えてSAにはいっちまった。
まあいか、トイレとコーヒーで休憩。

1620時、長島ICで高速を降り
木曽川堤防の抜け道を岐阜へ。
1800時、紅号は約900km、60時間の探索活動を無事終えた。 

熊野とはは何だったろう?。
大地を創った海と山の神が、凄絶な戦いの果てに融合し、
いつしか絶妙のハーモニーとなってしまった・・・のかな〜(-.-)。

おっと!、考察は片付けの後だ。
今から一働き。旅の後始末だ〜(>_<)。

では、報告以上。