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御嶽山再挑戦報告
 GPZ-11:shou1  - 03/10/14(火) 13:22 -

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   (てけてけ山日記 放浪編 h151010御嶽山 −神仏の怒れる峰− 抜粋)

H151012 09:10、我がスカタン登山隊は決断を迫られていた。
 最後に休憩した白龍小屋から約1時間、無人のサイノ河原を越えてたどり着いた二の池は視界約30m、暴風は霙になりかけの霧雨を真横に流し、マシンガンの連射のごとくレインスーツの風防にたたきつけてくる。体温を奪われつつ疲労する体に休憩を与える場所は無い。1kmも離れていない最高頂上部、剣が峰はガスに隠れまったく姿を見せなかった。
・・・。

 ・・・念には念のスケジュールを立て、万全のつもりで準備した山行初日の11日06時、車中泊までしてはるばると登山口中の湯手前まで来て、我が愚を諭されるようなハプニング、準備した装備のほとんどを何故か忘れて来ていた。

 神仏が与え賜うた戒めかと思いつつ必死の往復約300km、この失敗は半日の計画遅延と継子岳アタックを断念する事態を生み、さらに山頂五の池小屋に着くときは風の闇道でヘッドライトの装着を必要とさせた。もっともおかげで薄闇の中、雷鳥を見ることが出来、思わぬプレゼントを喜んだが・・・。

 ・・・その五の池小屋にたどり着く頃から、突然襲ってきた霧はまさしく怒れる神仏の業、それ以後目を楽しませてくれた美しい紅葉と胸のすく展望は、完全に視界の外に遮蔽されることになった。

 12日07時、五の池小屋を出て摩利支天山の岩肌は何とか這い登り山頂に立ったものの、ガス以外まったく何も見えない。酷くなる風雨に体を揺さぶられながらサイノ河原を越える。途中で休憩の当てにした二の池新館小屋は硬く閉ざされ無人、寒さは凌げなかった・・・。

 ・・・さて話は戻り、標高2900mの御嶽山山頂部に、不思議色の湖面を見せる二の池のほとりで、すでに昨日から牛歩病(高山病)を患い、我が荷のほとんどを投げ出したナビゲーター兼登山隊オーナーの連れ添いは、放り出された荷を仕方なく己のザックに詰め込んで背負う隊長兼ポーターの私に
「剣が峰登頂はムリ!。私の靴に水がしみているので・・・。それに腰も痛いしきついから、早く降りて休みたいしィ・・・。」
1時間もあれば往復できるが、その言葉はナビゲーターから隊長への報告ではなく、登山隊オーナーからポーターへの命令であった。 
かくして本作戦は最終目標剣が峰まで900mの地点で断念、撤収の決断を下すに至った。
・・・。

・・・下山途中の覚明堂、石室堂はいずれも硬く閉ざし休憩場所は提供してくれず。延々と1時間以上も8合目女人堂まで歩く。
この小屋は休憩だけで300円と掲げ、主人の言葉も霙のごとく冷たい。往路も嫌な気持ちになったので、けして小屋には入らず早々に発ち、7合目行場山荘へ。

1130時、7合目行場山荘のまだ20代と思しき女人の笑顔が疲れた体に元気を分けてくれる。素朴なうどんを頼む、これほど甘露とは!。
往路も休憩だけの我が隊に水の補給と笑顔のエールをくれた、この方の優しさが嬉しい。
日頃、女人の評価では必ず意見を違えるナビゲータも、珍しく同意見!。
皆さん休憩はこちらがよろしいぞ!。

 1400時、麓の温泉宿へ。
 まだ早いと言いつつも、我が隊のヘベレケぶりに恐れをなしたか哀れんだか、女将は部屋と風呂を提供してくれた。人気ない隠れ宿で、沸き放題の温泉とビールと爆睡をむさぼったのは言うまでも無い。
 御嶽山、手強し!。再々度アタックを・・・!!。
報告以上
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御嶽山再挑戦 GPZ-11:shou1 03/10/10(金) 9:52
御嶽山再挑戦報告 GPZ-11:shou1 03/10/14(火) 13:22

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