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気温5℃。昨夜から降り続く雨の中、犬山ハーフマラソンは1005時のスタートを迎えた。
参加総数6千人を超え、大学、実業団の精鋭が競い、大南博美が招待される陸連公認レースだ。
小生は天気予報の最高気温12度を信じて、半そでランシャツとランパンに雨対策の手作りゴミ袋カッパをかぶって挑む。目標タイム1h39m59s。これまでの自己最高は昨年12月、守山市ハーフでの1h40m03s。今日、この戦いのために走りこみ、食事制限をして備えてきた。
5キロ地点、いったん雨は上がる。気温は一向に上がらず、寒さで次第に腕の感覚がなくなってくる。ここの給水所はパス。
10キロ地点、給水所の水を拾う。再び雨が降り出す。途中で破り捨てるはずのゴミ袋カッパを脱げずに走る。
13キロ地点、右ひざに鈍い痛みを覚える。いつもの症状だが少し発症が早い。
コースはここから木曽川堤防上の道を辿る。雨はさらに激しく、強い風が遠慮なく体温を奪っていく。額の汗をぬぐおうとして、指が動かないことに気がつく。
15キロ地点、もう一度補水。両足の随所の筋肉が硬化し、痛点神経細胞が運動の停止を脳幹に求めてくる。新皮質前頭野でそのエマージェンシーコールを否定し続ける戦いが始まる。
18キロ地点、救急車が誰かを運んでいく。力尽きたか道の端を歩く人を散見する。歩けば、体温は急激に下がり再び走り出すのは困難だろう。とにかく走り続ける。
混雑するゴール寸前で無体な輩が小生を押しのけていく、怒声でしかりつけながらゴール。
犬山名証グラウンドはぬかるみ状態。タイム測定チップをはずすのに手が動かず長い時間を要す。
サービスのおしるこを待つ人の列に加わる。目標達成できず。目標達成できず。
2004/02/29ゼッケン 4080一般ハーフ
5km: 25:27実
10km: 49:10実
15km: 1:13:35実
20km: 1:38:37実
GOAL: 1:43:57実
NET: 1:42:37実
時刻:11:48:56実
この記録は速報＜参考記録＞です。
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